言うまでもなくトランクルームとは荷物の保管場所をいいます。ここでは一般に車の保管場所として利用されているガレージが同じ位の保管容量のあるコンテナー型トランクルームと比較してより高性能であるという理由を列挙します。両方とも8畳以上の大容量保管スペースです。しかしモノの保管場所であることに変わりありません。

その1 トランクルームの間口の奥行に対する比率がガレージの方がコンテナー型より大きい

例えば標準的な20FTコンテナー丸ごとのトランクルームでは間口2.3m、奥行6mで間口/奥行は0.3833、対して標準的ガレージは間口3m、奥行き6mでは0.5 つまり間口1に対して奥行2 奥行に対する間口の比率が大きいほうが荷物の搬出搬入が楽にできます。また保管している荷物を出し入れするには搬入口の反対側まで人と荷物のための通路を確保しておかなければなりません。その通路が50センチであってもそれ以上であっても、全体の保管スペースにおける保管可能スペースと通路スペースの比率は間口の幅が狭いほど保管可能スペースの割合が小さくなります。例えば間口2m奥行6mと間口3m奥行4mのトランクルームがあったとしましょう。両方ともトランクルームの広さは12m2です。しかしこの広さいっぱいに荷物を保管することは荷物の出し入れがないというケース以外はできません。荷物を出し入れするためには奥まで行き来きできる通路が必要となります。もし間口の中央から奥に向かって50センチほどの通路を確保するとすると、間口2Mの保管可能スペースは9M2となり、間口3Mの保管スペースは10m2となります。人が通れるだけでなく荷物の出し入れのためにもっと広い通路が必要であればその差はもっと大きくなります。トランクルームの広さを比較する場合広さだけでなくその形も非常に重要になります。土地もその形によって大きく評価が変わるのと同じです。

その2 ガレージは出入口の前まで車を必ず横付けできるが、コンテナー型の場合はそうとは限らない。

ガレージは元々車の収容のための建物ですから出入口まで車を横づけできるのは当たり前です。コンテナーの場合は他の施設との兼ね合いで横つけできる場合もあるしできない場合もあるということになります。

その3 ガレージは外部からも内部からも施錠できるが、コンテナー型は外部からしか施錠できない。

コンテナーは内部からしか鍵をかけることができません。内部からも鍵をかけられたほうが何かと便利ですね。

その4 ガレージのシャッターは電動式が多いが、コンテナー型はすべて手動式である。

どちらが使いやすいでしょう?

その5 コンテナー型よりガレージの方が一般的に天井が高い。

コンテナーの天井高は2.3M前後でほぼ決まっています。ガレージの天井高は2.5M前後が一般的です。ガレージの方が20センチほど高いので同じ面積なら部屋の容積は10%弱大きくなります。

その6 ガレージでは換気扇が設置されているケースが多いが、換気扇付きのコンテナー型は滅多にない。

多目的ガレージとして知られているCOCOガレージなどでは換気扇が標準設置されています。ガレージに換気扇が設置されているのは元々は排気ガスを庫内から排出させる必要があるからです。しかしトランクルームとして利用する場合はこれが庫内の換気というとても重要な役割を果たすことになります。換気扇だけでは室内の気温を最適に保つことはできません。しかし換気扇を回し放しにすることにより例えば真夏に室内に熱気がこもりっきりになるのを避けることができます。常時換気により荷物の保管環境はコンテナーよりずっと良好になります。換気扇を回し放しにする場合の電気代は月額約500円。しかしこのコストはガレージの賃料に含まれていて借主の負担にならないケースがほとんどです。

その7 ガレージでは通常室内照明灯があるが照明灯のあるコンテナー型は滅多にない。 

夜間荷物の出し入れするときに庫内に照明がないのはとても不便ですね。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。                                    

なお上記でご紹介したCOCOガレージやマルケイガレージは7つの長所性能の差にすべて該当しています。

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